今回はついに26年ぶりの復活を遂げる餓狼伝説シリーズの最新作「餓狼伝説 City of the Wolves(CotW)」について、ファン待望の情報をすべて詰め込んでお届けします!
PS5とSteam(PC)の両方で発売されるため、どちらのプラットフォームで遊ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、それぞれのバージョンを徹底比較し、あなたのプレイスタイルに合った選択をサポートします。
格闘ゲームファンはもちろん、「餓狼伝説って何?」という人にも楽しめる内容になっていますので、ぜひ最後までお付き合いください!
餓狼伝説CotWとは

長い間、続編が出るのだろうか…と多くのファンが待ち望んでいた「餓狼伝説」シリーズ。その新作が、ついに発売されることになりました!ここでは、シリーズの歴史から新作の基本情報まで、詳しく解説していきます。
餓狼伝説シリーズとその歴史 – 初代から新作まで
餓狼伝説は1991年に初代が誕生して以来、格闘ゲーム界に大きな足跡を残してきたシリーズです。主人公テリー・ボガードの「パワーウェイブ!」「バーンナックル!」といった掛け声や、鮮やかな必殺技の数々は、格闘ゲームファンの間で伝説となっています。
このシリーズが特に革新的だったのは、単なる対戦格闘ゲームにとどまらず、ストーリー性の高さにもありました。悪の組織ボスであるギース・ハワードとの因縁や、兄弟の絆、復讐と救済をテーマにした物語は、当時の格闘ゲームとしては異例の深みを持っていたのです。
1999年に発売された「餓狼 MARK OF THE WOLVES」以降、シリーズは長い沈黙に入りました。キャラクターたちは「THE KING OF FIGHTERS」シリーズに参戦するなどして命脈を保っていましたが、独立したシリーズとしての新作は出ないまま26年が過ぎたのです。
そして2025年、シリーズ新作「City of the Wolves」(以下、CotW)が満を持して登場します。これは単なる続編にとどまらず、現代の技術とゲームデザインを取り入れた完全なリニューアルと言えるでしょう。
CotW」の魅力は、キャラクターだけではありません。26年ぶりの新作として、最新のゲームシステムと伝統的な要素を融合させた革新的な遊びを提供しています。ここでは、ゲームシステムや新要素について詳しく解説します。
「REVシステム」徹底解説 – 新作の目玉機能とは

「CotW」最大の新要素と言えるのが「REVシステム」です。これは従来の格闘ゲームにはなかった新発想のシステムで、バトルの駆け引きを大きく変えるものとなっています。
「REVシステム」の特徴は、バトル開始直後から特殊攻撃を繰り出せる点にあります。具体的には以下のようなアクションが可能です。
- REVアーツ:必殺技を2ボタン同時押しで強化版として発動。REVゲージを消費し、通常より強力な攻撃に。
- REVアクセル:REVアーツ後にさらにゲージを使い、他のREVアーツやREVブロウに連携可能。連続技の幅が大きく広がりました。
- REVブロウ:相手の打撃を受け流しつつ重い一撃を叩き込む攻防一体の技。空中でも使用可能で、コンボにも組み込めます。
- REVガード:REVゲージを使って距離を離す特殊ガード。必殺技の削りダメージも無効化できます。
- REVゲージ:REVアクションを使うと上昇し、オーバーヒート状態になるまで連発可能。オーバーヒート時はREVアクションが封印され、ガードゲージが作動します。
これらの技はREVゲージという特殊なゲージを消費して使用します。このゲージは試合開始時から一定量が溜まっており、使いすぎると「オーバーヒート」状態になって一定時間REV技が使えなくなるというリスク管理も重要になります。
昔の格闘ゲームでは「ゲージを溜めてから使う」という概念が一般的でしたが、「REVシステム」では試合開始からアグレッシブな攻めが可能になり、試合の序盤からハイテンションな展開が期待できます。
ストリートファイター6にもある「ドライブゲージ」と似た機能ですが、初心者でも派手な技を使える楽しさと、上級者には戦略の幅を広げる奥深さを両立させた革新的なシステムと言えるでしょう。
歴代システムはどう進化した?餓狼伝説新作と旧作の違いを比較

「REVシステム」以外にも、「CotW」ではシリーズ伝統のバトルシステムが現代的に進化しています。新旧の要素を比較してみましょう。
- コンビネーションアタック:弱→強攻撃の連続技は健在。分岐や連携の幅が増加。
- ジャストディフェンス:攻撃直前でガードすると体力回復やガードキャンセル、REVゲージ減少などの恩恵。『MARK OF THE WOLVES』で導入された要素がさらに強化。
- ブレーキング:一部の技の動作を中断し、攻めの継続やコンボに発展可能。
- 避け攻撃・フェイント:相手の攻撃をかわして反撃したり、フェイントで相手を揺さぶる駆け引きが可能。
- S.P.G.(Selective Potential Gear)システム:体力バーの任意の位置を「ゾーン」として選択し、そのゾーンに入ると攻撃力アップやREVブロウ解禁などの恩恵。『MARK OF THE WOLVES』のT.O.P.システムの進化形。
初期作は「2ラインバトル」や「超必殺技」など独自色が強く、ライン移動やゲージ管理が大きな特徴でした。『MARK OF THE WOLVES』ではラインシステムを廃止し、ジャストディフェンスやT.O.P.システムなど、より対人戦重視のシステムに刷新されました。CotWはこれらをさらに発展させ、現代の格闘ゲームとして再構築しています。
これらのシステム改良により、「CotW」では旧作の良さを継承しつつも、より遊びやすく、かつ奥深い駆け引きが可能になっています。26年の時を経て、格闘ゲームの進化を感じさせる内容と言えるでしょう。
初心者から上級者まで楽しめる2つの操作スタイル

「CotW」では、プレイヤーのスキルレベルに合わせて2つの操作スタイルが用意されています。
- アーケードスタイル:従来通りのテクニカルな操作体系。特殊技やフェイント、ブレーキングなど上級者向けのシステムが利用可能。
- スマートスタイル:方向キー+ワンボタンで必殺技やコンボが出せる初心者向け操作。格闘ゲーム未経験者にも配慮した設計
初期作や『MARK OF THE WOLVES』はコマンド入力が必須で、初心者には敷居が高い面がありました。CotWはスマートスタイル導入で間口を大きく広げています。
重要なのは、どちらのスタイルを選んでも基本的な戦略や駆け引きは共通していること。スマートスタイルで格闘ゲームの楽しさを知り、徐々にアーケードスタイルへステップアップするという遊び方も可能です。
ストリートファイター6にも従来通りの操作を行う「クラシックタイプ」と、ワンボタン必殺技や同じボタンの連打によるアシストコンボができる「モダンタイプ」の2つの操作タイプがありましたが、Cotwでも格闘ゲームの裾野を広げようという開発陣の意図が感じられます。
AI学習機能とオンライン対戦の革新性

「CotW」には、最新技術を活用した革新的な機能も搭載されています。その一つが「AI学習によるクローン対戦」です。
この機能では、オンライン対戦時のプレイスタイルをAIが学習し、自分や他プレイヤーのクローンキャラクターと対戦することが可能になります。例えば:
- 自分のプレイスタイルを持つAIと練習試合ができる
- 友人のプレイスタイルをAIに再現させて対戦できる
- 自分のクローン同士を戦わせるという新たな遊び方も可能
これにより、「練習相手がいない時にも実戦に近い環境で練習できる」「特定のプレイヤーとの対戦感覚を維持できる」といったメリットが生まれます。AIの学習精度については発売後の検証が必要ですが、格闘ゲームの練習環境に革命をもたらす可能性を秘めた機能と言えるでしょう。
ストリートファイター6にも同じように「まねもん」としてAI対戦ができましたが、他プレイヤーのクローンと戦えたり、AI同士の対戦みたいのはできなかったので、より自由なAI対戦ができる機能。
また、オンライン対戦環境についても最新技術を採用しています:
- クロスプラットフォーム対応 – 異なるハード間でもマッチングができるため、プレイヤーの分断を防げる
- ロールバックネットコード – 通信の遅延を最小化する技術で、快適なオンライン対戦を実現
- 多彩な対戦モード – RANKED MATCH(ランク戦)、CASUAL MATCH(カジュアル戦)、ROOM MATCH(カスタムルーム)など様々な形式で対戦可能
これらの機能により、「CotW」は単なる懐かしのシリーズ復活ではなく、現代のオンラインゲーム環境に完全に適応した最新作としての魅力を備えています。
まとめ:システム比較表
システム | 初期作・旧作(初代、MOTW) | City of the Wolves |
---|---|---|
ラインバトル | 2ライン制(初期)→廃止(MOTW) | 個別に用意(通常モードと別) |
必殺技・超必殺技 | パワーゲージや体力条件で発動 | REVゲージ+パワーゲージで多様な発動 |
ジャストディフェンス | MOTWで初導入 | 体力回復やREVゲージ減少など効果強化 |
ブレーキング | MOTWで初導入 | より多彩な技で可能、攻めの幅拡大 |
T.O.P./S.P.G. | T.O.P.(MOTW) | S.P.G.として進化、恩恵も拡大 |
操作体系 | コマンド入力必須 | アーケード+スマートスタイル選択可能 |
新システム | なし | REVシステム全般(REVアーツ、REVブロウ等) |
餓狼伝説CotWのPS5版とSteam版の違いを比較

PS5版とSteam版の特徴
対応プラットフォームの販売形態とエディション
- 対応機種:PS5、PS4、Xbox Series X|S、Steam、Epic Games Store
- 販売形態:PS5/PS4はパッケージ・デジタル両対応、PC(Steam/Epic)はデジタルのみ
- エディション:全機種「SPECIAL EDITION」のみ(本編+シーズンパス1)
PS5版の特徴
- パッケージ版あり:現物ソフトが欲しい人やコレクター向き
- 安定した動作:ハードウェアが統一されているため、グラフィックやフレームレートが安定
- 簡単なセットアップ:起動してすぐに遊べる
- PS4版からの無料アップグレードあり:PS4版パッケージ所有者はPS5版へ無料アップグレード可能(ディスクドライブ必須)
- 限定特典:Amazonなど小売店で特典付きパッケージもあり
- クロスプレイ対応:他機種のプレイヤーとも対戦可能
- ラグ対策:ロールバックネットコード採用で快適なオンライン対戦
Steam(PC)版の特徴
- デジタル版のみ:パッケージは存在しない
- スペック依存:PCの性能によって画質・フレームレートが大きく変わる。推奨スペックは「RTX 4060」「Core i5 11世代以上」「16GB RAM」程度
- グラフィック設定の自由度:解像度や細かい描画設定を自分で調整可能
- 高リフレッシュレート対応:PC環境次第で120Hz以上の高フレームレートも狙える
- 周辺機器の自由度:アケコンやパッド、モニターなど自分好みにカスタマイズ可
- Steamコミュニティ機能:フレンド機能やワークショップの活用可能性
- クロスプレイ対応:PS5など他機種ともマッチング可能
- ラグ対策:PS5同様、ロールバックネットコード採用
グラフィック性能とフレームレートの違い

格闘ゲームにおいて、グラフィックの美しさとフレームレートの安定性は非常に重要です。この点において、PS5版とSteam版には明確な違いがあります。
PS5版は、4K解像度で安定した60fpsのプレイが可能です。専用機ならではの最適化により、ロード時間も短く、グラフィックの設定に悩む必要もありません。特に大画面テレビで迫力のある画面を楽しみたい方には最適です。
一方、Steam版は使用するPCのスペックによって体験が大きく変わります。推奨スペック(Core i7-8700/Ryzen 5 3600、16GB RAM、RTX 2070/RX 5700 XT)以上のハイエンドPCであれば、4K/60fps以上の高画質・高フレームレートでのプレイが可能です。さらに、144Hzや240Hzといった高リフレッシュレートモニターを使用すれば、PS5版では体験できない超滑らかな映像でのプレイも実現します。
ただし、最低スペック(Core i5-7500/Ryzen 3 1200、8GB RAM、GTX 1060/RX 580)程度のPCでは、フルHD解像度でも設定を下げる必要があり、グラフィック面ではPS5版に劣る可能性があります。
オンライン対戦環境の比較

格闘ゲームにおいて、PS5とSteamでは入力遅延(インプットラグ)にわずかながら差が生じます。一般的に、Steamの方がPS5よりも入力遅延が少ない傾向があり、これは多くのプロプレイヤーや検証動画などでも確認されています。
具体的な違いは、1フレーム(約16ミリ秒)前後、あるいはそれ以下のわずかな差ですが、格闘ゲームのようなシビアなタイミングが求められるジャンルでは、この差が勝敗に影響することもあります。
Steamが有利とされる理由の一つは、ハードウェアやソフトウェアの最適化が柔軟にできる点です。例えば、高リフレッシュレート(120Hzや144Hz、240Hzなど)のモニターを使うことで、画面表示の遅延をさらに抑えることができます。また、Steam版ではグラフィック設定や垂直同期(V-Sync)などの細かい調整が可能なので、遅延を最小限に抑える環境を自分で作りやすいのです。
一方のPS5は、専用機として安定した動作が魅力ですが、入力遅延の最適化には限界があります。PS5でも120Hz表示に対応していますが、対応しているゲームが限られていたり、実際のフレームレートが60fpsに固定されている場合は、PCほどの恩恵は得られません。
実際にプレイしてみると、カジュアルなプレイヤーであれば両者の違いをほとんど感じないことも多いですが、上級者やプロレベルのプレイヤーは、PCの方が技の入力や反応がわずかに速く、操作の精度が上がると感じることが多いです。そのため、インターネットで行われるeスポーツ大会や本格的な対戦環境では、PCが主流になっています。
結論として、格闘ゲームにおけるPS5とPCの遅延の差はごくわずかですが、より低遅延で快適な環境を求める場合や、競技シーンでのプレイを目指す場合はPCが有利です。一般的な家庭用ゲームとして楽しむ分にはPS5でも十分ですが、遅延にこだわるならPC環境をおすすめします。
価格とエディション構成の比較

『餓狼伝説 City of the Wolves』は「SPECIAL EDITION」のみが販売され、いわゆる“通常版”単体(ゲーム本編のみ)の販売はありません。
ですが、パッケージ豪華版として店舗オリジナルグッズが付属しているものがあります。
パッケージ豪華版は、主にPS5向けとして販売されています。Steam(PC)版には、パッケージ豪華版は存在しません。
エディション名 | 価格(税込) | 内容 | 対応機種 |
---|---|---|---|
SPECIAL EDITION | 7,920円 | ・ゲーム本編 ・シーズンパス1(DLCキャラクター5体分) ・予約特典: - 3日間のアーリーアクセス権 - DLCコスチューム「餓狼伝説2 テリー」 | PS4/PS5パッケージ・ダウンロード Xbox/PCダウンロード |
SPECIAL EDITION【Amazon限定ピンズセット付】 | 19,800円 | 上記SPECIAL EDITION内容 + Amazon限定オリジナルピンズセット | PS4/PS5パッケージ |
SPECIAL EDITION【ebtenファミ通DXパック】 | 14,520円 | 上記SPECIAL EDITION内容 + B2タペストリー + オリジナルTシャツ + オリジナルマルチクロス + オリジナルアクリルキーホルダー | PS4/PS5パッケージ |
両プラットフォームとも基本的には「SPECIAL EDITION」が標準版として販売されています。これには本編に加えて、シーズンパス1(DLCキャラクター5体分)と予約特典が含まれます。
PS5版の価格は7,920円(税込)となっており、パッケージ版とダウンロード版が用意されています。さらに、Amazon限定版(19,800円)やebten限定「ファミ通DXパック」(14,520円)といった豪華版も選択肢として存在します。これらにはピンズセットやタペストリーなどの実物グッズが付属します。
Steam版も価格は同じく7,920円(税込)ですが、ダウンロード版のみの展開となります。Steam版では物理的なグッズが付属する豪華版はありませんが、代わりにSteamセールで割引されるチャンスがあります。PS版に比べると、セール時には比較的早い段階から値下げされる傾向にあります。
PS5版とSteam版のメリット・デメリットまとめ
PS5版のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
安定した動作環境: 専用機ならではの最適化により、設定に悩まず、すぐにゲームを楽しめます。 物理メディアの所有感: パッケージ版を購入すれば、コレクションとしての価値も楽しめます。 リビングルームでのプレイに最適: 快適なプレイ環境を、複雑な設定なしで実現できます。 | 拡張性の制限: グラフィック設定のカスタマイズや解像度の自由な変更が難しい。 追加コンテンツの価格: Steamに比べてセールの頻度が低く、値引きされにくい傾向があります。 PS Plus加入の必要性: オンライン対戦を楽しむには、PlayStation Plusへの加入(有料)が必要です。 |
Steam版のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
ハードウェアによる拡張性: 4K以上の解像度や144fps以上のフレームレートなど、PS5を超える表現力を実現可能です MOD対応の可能性: MOD(改造)導入により、キャラクターの見た目変更やUIのカスタマイズが可能になる場合があります。 セールの恩恵: Steamでは定期的に大規模セールが開催され、大幅に値引きされる機会が多いです。 オンラインプレイの無料性: Steam版ではオンライン対戦に追加料金が不要です。 | 動作環境の不安定さ: PCのスペックや環境によっては、互換性の問題で不具合が生じたりする可能性があります。 設定の複雑さ: 最適なパフォーマンスを得るための設定調整が必要で、PC初心者には敷居が高く感じられるかもしれません。 物理メディアの欠如: ダウンロード版のみの展開で、パッケージや特典グッズなどのコレクション性を楽しめません。 |
餓狼伝説CotWのPS5版とSteam版のどちらを買うべき?プレイスタイル別おすすめ選び方ガイド

格闘ゲーム初心者におすすめのプラットフォーム
格闘ゲームを初めて遊ぶ方や、久しぶりにプレイする方には、PS5版がおすすめです。その理由は以下の通りです:
設定の手間なく、箱から出してすぐに遊べる手軽さは初心者にとって大きなメリットです。また、DualSenseコントローラーは格闘ゲームにも使いやすく設計されており、十字キーの精度も比較的高いため、必殺技コマンドも入力しやすいでしょう。
さらに、PS5のトロフィー機能は達成感を味わいながら少しずつゲームに慣れていくのに効果的です。初心者にとっては「このテクニックを10回決めよう」といった明確な目標があることで上達の道筋が見えやすくなります。
競技志向のプレイヤー向け選択肢

eスポーツやトーナメント参加を視野に入れている競技志向のプレイヤーにとっては、Steam版が有利と言えるでしょう。
まず、フレームレートの上限が高いため、より精密な操作や反応が可能になります。144fps以上の環境では、わずかな先読みや反応速度の差が勝敗を分ける高レベルの対戦において優位性を持ちます。
入力遅延(レイテンシ)も最適化されたPC環境であれば最小限に抑えられ、意図した通りの操作を実現しやすくなります。また、自分の好みに合わせたアーケードスティックやヒットボックスなど、プロ仕様の入力デバイスをスムーズに使用できることも大きなメリットです。
カジュアルに楽しみたい人向けの提案

気軽に楽しみたいカジュアルプレイヤーには、それぞれの生活スタイルに合わせた選択をおすすめします。
すでにPS5を持っている方や、リビングルームでくつろぎながらプレイすることが多い方には、PS5版が適しています。操作感もサクサクと快適で、特に友人を招いての対戦会などにはテレビの大画面を活かしたプレイが盛り上がります。
一方、普段からPCで作業やゲームをしている方や、デスク環境でプレイすることが多い方には、Steam版の方が生活動線に組み込みやすいでしょう。YouTubeやSNSを見ながら気軽に練習するといった使い方も、PCならではの魅力です。
また、カジュアルにストーリーモードやアーケードモードを楽しみたい方にとっては、プラットフォーム間の差はそれほど大きくないため、すでに持っているハードで選ぶのが無難です。
予算重視で選ぶ場合の判断基準

純粋にコストパフォーマンスを重視するなら、以下のポイントを考慮するとよいでしょう。
初期投資のみを考えると、すでにPS5を持っている方はPS5版、高性能PCを持っている方はSteam版が経済的です。しかし、長期的に見ると別の要素も考慮する必要があります。
PS5版はオンライン対戦のためにPS Plusが必要なため、この追加コストを忘れないようにしましょう。
一方、Steam版ではセールの機会が多く、本編やDLCが30~50%オフになることも珍しくありません。長期的に追加キャラクターなども購入予定なら、この点はSteam版の強みとなります。
また、PCをすでに持っているが推奨スペックに達していない場合は、グラフィックカードなどのアップグレード費用も考慮する必要があります。
餓狼伝説CotWの購入前に知っておきたい追加情報とプレイ環境の整え方

各プラットフォームの必要スペックと推奨環境
PS5版の場合は本体さえあれば問題なく遊べますが、Steam版では以下のスペックを確認しておきましょう。
最低動作環境(必須スペック)
- OS: Windows 10 64ビット
- CPU: Intel Core i5-7500 または AMD Ryzen 3 1200
- メモリ: 8GB RAM
- グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 1060(VRAM 6GB)または AMD Radeon RX 580(VRAM 4GB)
- DirectX: 12
- ストレージ: 60GB以上の空き容量
推奨動作環境
- OS: Windows 10 64ビット
- CPU: Intel Core i7-8700 または AMD Ryzen 5 3600
- メモリ: 16GB RAM
- グラフィック: NVIDIA GeForce RTX 2070 または AMD Radeon RX 5700 XT
- DirectX: 12
- ストレージ: 60GB以上の空き容量
格闘ゲームでは60fpsの安定動作が非常に重要です。最低スペックでも一応動作しますが、オンライン対戦を快適に楽しむなら推奨スペック以上のPCを用意することをおすすめします。
特にグラフィックカードは重要な要素で、VRAM不足はフレームレート低下やカクつきの原因となります。また、SSDへのインストールはロード時間短縮に効果的です。
アケコンやパッドなどの周辺機器選びのポイント

格闘ゲームをより本格的に楽しむなら、専用コントローラーの使用も検討してみましょう。
アケコンやレバレスは格闘ゲームに最適化されているため、複雑な技も入力しやすくなります。初心者にはHORI社やMadCatz社の中級モデル(1万円〜2万円程度)がバランス良くおすすめです。
例えば、レバレスは、レバーの代わりに方向ボタンを配置した新しいタイプのコントローラーです。デジタル入力のため精密な操作が可能で、昇龍拳などの弾き入力や3フレ昇竜などが非常に入力しやすくなります。慣れるまで時間がかかりますが、上達すれば大きなアドバンテージとなります。
PS5版で使用する場合は、対応機種であることを必ず確認してください。「PS5対応」と明記されていない製品は使えない可能性があります。一方、Steam版ではほとんどのUSB接続デバイスが問題なく使用できます。
また、PS5版でPS4用アーケードスティックを使用する場合、専用のコンバーターが必要になることがあります。
まとめ:あなたに最適なプラットフォームの選び方

ここまで『餓狼伝説 City of the Wolves』のPS5版とSteam版の違いを徹底的に比較してきました。最後に、どのような方にどちらのプラットフォームがおすすめかをまとめておきましょう。
PS5版がおすすめなのは:
- すでにPS5を持っていて、すぐに遊び始めたい方
- 設定の手間なく安定した環境でプレイしたい方
- リビングルームの大画面でプレイすることが多い方
- コレクション性を重視し、豪華版に含まれる特典グッズが欲しい方
Steam版がおすすめなのは:
- 高性能PCを持っていて、最高の画質とフレームレートを求める方
- 自分好みのコントローラーやアーケードスティックを使いたい方
- 競技シーンでの活動を視野に入れている方
- 将来的なセールでお得に追加コンテンツを入手したい方
どちらを選んでも『City of the Wolves』の魅力そのものは変わりません。テリー・ボガードたちが織りなす熱い戦いと、奥深い駆け引きを楽しめることに違いはないのです。
最終的には、あなた自身のプレイスタイルやゲーム環境、そして一緒に遊ぶ仲間がどのプラットフォームを選ぶかを総合的に判断して決めるとよいでしょう。どちらのプラットフォームでも、この新しい『餓狼伝説』の世界で素晴らしい格闘体験が待っています。
熱い格闘ゲーム体験を『City of the Wolves』で存分に楽しんでください!
タイトル | 餓狼伝説 City of the Wolves |
発売日 | 2025年4月24日(木) |
価格 | 7,920円(税込) |
プラットフォーム | ・PlayStation®4 / PlayStation®5(デジタル版/パッケージ版) ・Xbox Series X|S/Steam/Epic Gamesストア(デジタル版) |
ジャンル | 対戦格闘 |
コピーライト | ©SNK CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED. |