こんばんわ!ありゅー(@aryulife)です!
今回は2019年8月28日にリリースされたDMMの新作ゲーム「ふるーつふるきゅーと!~創生の大樹と果実の乙女~」の感想・レビューをまとめていきます。
このゲームはフルーツを擬人化したキャラが登場するRPGゲームです。
「またDMMの擬人化ゲームかよ・・」
と思った人は・・正しい!!!
その通り!また擬人化ゲームだよ!!擬人化ゲーム何個出すんだよDMM!w
ただ、とりあえずネタでやってみたくなってしまうのがぼくのサガ。
で実際にやってみたんですが、予想に反して結構面白い。
ぶっちゃけ「フルーツを擬人化した美少女キャラとキャッキャしてて、あとは劣化RPGかな?」とか思ってたんですよ。
ところが、シナリオもわりとしっかり作りこんでありますし、動作も快適。戦闘も高速でできる仕掛けを搭載してます。
さらに、制作陣のデフォルメキャラに対するこだわりがヤバいです。
「力入れるのそこかよ!!」みたいな。
とはいえ、そんなこだわりもゲームを面白くする一助にはなっているんですが。
ここからはそんなふるーつふるきゅーと!について、感想・評価を詳しくまとめていきます!
ふるーつふるきゅーと!ってどんなゲーム?
さくさく進む、動作が軽い

「起動が早い!動作も軽い!画面がさくさく切り替わる!」
ふるーつふるきゅーと!は操作のストレスがありません。
「え?そんなの良かったところと言える?」
という人もいるかと思いますが、DMMのゲームって基本重いんですよ・・。
普段DMMのゲームをプレイしている人ほど、「ふるーつふるきゅーと!」のストレスの無さに驚愕すると思います。
この点においてはかなり・・というか全く他のDMMゲームと違います。
逆にふるーつふるきゅーと!に慣れてから他のDMMのゲームをやろうとするとあまりの遅さ、重さにやる気が死にますよコレ。
ストーリーがわかりやすい

ストーリーがメッチャわかりやすいです。
まさに「アンパンマン」のイメージでいいと思います。
ゲームの導入としてはこんな感じ。
舞台は創世樹という樹によって作られた世界。
フルーツで溢れていた世界だったが、そんな世界を脅かす魔女の存在が!
魔女はカビをまいてフルーツをダメにしちゃう!
主人公たちはそんな余計なことをする魔女たちを倒し世界を浄化するため旅に出る!
ざっくりと書きましたが、大体あってるはず。
要は主人公がアンパンマンで、魔女がバイキンマンみたいな存在です。
魔女がカビを撒いてく、というところもバイキンマンに通じますね。(同じ菌だし

また、敵となる魔女は、世界の脅威ではあるのですが「この世の全ての悪」みたいな邪悪な存在、というわけではなく、コミカルに描かれています。
なので、「人を魔道具にする」とか「死体からよくわからん魔物を召喚する」とかいうF〇teに出てきそうな、まさに「魔女」的なキャラではありません。
ふるーつふるきゅーと!は安心安全!フルーツ系コミカルRPGです。
ただ、もしかしたらアンパンマンと聞いて
「子供向けで、大人は面白くないんじゃね?」
と思う人もいるでしょう。
確かに、ガチガチの設定で固めたファンタジーモノとか、愛憎まみれの人間関係モノのゲームをやりたい!という人には全く向きません。(そんな要素は欠片もないですし
ただ、「世界各地を浄化する旅の物語」なので、ストーリーの軸はしっかりしてます。
世界各地を救いながら仲間を集めて強敵たちに迫っていく、というRPGの王道の作り方は守っています。
なので、敵と自分の関係がアンパンマンでも、大人も楽しめるRPGゲームになっています。
ふるーつふるきゅーと!の面白い・良かったところ
敵をまとめて倒せるウェーブチェインとふるボッコ機能

「WAVE?そんなん素通りだわ!」
ゲームでよくあるのがWAVE。日頃ゲームをやっている方ならお馴染みでしょう。
たいていのゲームは、ボスにたどり着くまで一つ一つWAVEをクリアしていかなくてはなりません。
これが非常にメンドクサイ・・
ですが、ふるーつふるきゅーと!では、WAVEを素通りすることができます。
これはゲーム中では「ウェーブチェイン」といっているのですが、要は、WAVEにいる敵をまとめて最後に倒すことができる機能です。
これがものすごく便利。
最後にまとめて敵と相手をしなければいけないという欠点はありますが、雑魚敵がいるところを周回しなければいけないときに周回速度がメッチャ上がります。
これ他のゲームにも全部実装して欲しいくらい助かります。

「おらぁ!全員でふるボッコじゃあ!」
敵をまとめて倒す方法に「フルぼっこ」機能があります。
バトル中に、普通に戦っているパーティーとは別に編成した「フルぼっこ」用パーティーを敵に突撃させることができます。
これで敵全員に大ダメージ。先のウェーブチェインとの相性がものすごく良いです。

例えると野球でいう「乱闘要員」をイメージしてもらうといいかも。
試合には出場しないけど乱闘の時だけ飛び出していく奴みたいな。
フルぼっこは戦闘中にゲージを溜める必要があるので乱発できないですが、これもふるーつふるきゅーと!特有の戦闘機能でしょう。
デフォルメキャラへのこだわりがヤバい

これまでふるーつふるきゅーと!の特徴を語ってきましたが、中でも一番の特徴は「デフォルメキャラへのこだわり」だと思ってます。
デフォルメキャラというのは上の画像のように、等身を低くしたミニキャラです。
デフォルメキャラ自体はそこらのゲームでも、戦闘中のキャラ、スタンプ、アイコンなどに使われているのを見たことがあると思います。
ふるーつふるきゅーと!は特にデフォルメキャラの使用頻度が高いです。
もしかしたら、デフォルメキャラを「手抜き」と感じる人もいるかもしれません。
ですが、このゲームにおいてはそれはありえません。
デフォルメキャラの表情や使い方が、非常に繊細で、相当なこだわりを感じさせます。
例えば、これはデフォルメキャラ同士の会話です。(キャラクターの個別シナリオ)


いわゆる会話の文字情報を極力減らしてキャラクターの表情の変化で場面を描写する、という紙芝居的な手法なのですが、これが非常にうまく面白い。
この2枚だけだとうまく伝わらないかもですが、画面一杯にキャラの表情やしぐさの変化が現れるので、キャラクターがすごい可愛く見えますし共感できます。
普通のゲームはデフォルメキャラ同士の会話自体があまりないですし、会話があっても表情を強調するために画面を寄せることもほとんど見たことが無いですからね。
正直、ここまでうまくデフォルメキャラを使っているゲームは珍しいんじゃないかなと思います。
もう一つこだわりを感じるところが「りんごハウス」という施設のデフォルメキャラであるりんごちゃん。
この施設は、プレイヤーにとっては、体力回復アイテムやゴールド等がもらえるところに過ぎません。
ですが、そこにいるデフォルメりんごちゃんの動きや表情が細かい・・!


しかも、この施設を訪れる時間に応じて、りんごちゃんが行っている行動が全然違います。
- カレー作ったけど地面にぶちまけて台無しにしてしまったり
- ルンバみたいな掃除機にせっかく干した洗濯物をぶちまけられたり
- 夜寝ていると悪夢で目が覚めてしまったり
- パソコンで音楽を聴きながら踊ったり
と、様々な行動をしてくれます。で、これをするデフォルメキャラの動きや表情がどれも可愛らしい。
再度書きますが、この施設は本来プレイヤーにとってはアイテムを回収するだけの施設です。
ぶっちゃけほとんどのプレイヤーは入ってアイテム回収。1秒で退出するでしょう。
早い話、本来ここのりんごちゃんの動きは作らなくてもいいところですし、作ったところでプレイヤーが気づかない可能性の方が高いんです。
なのに、このデフォルメキャラの作りこみですよ。
制作陣にデフォルメキャラを愛している狂人がいるとしか思えないです。
いきなりの若本ボイス

「開始早々若本ボイスはずるくない?」
このゲームの世界は創世樹によって作られた、ということは最初に語りましたが、何と創世樹のボイスが若本ボイスです。(よく引き受けたなあ・・
創世樹は、ゲーム開始直後のプレイヤーに対して説明役。
自分の中では若本ボイスはドラゴンボールのセルなので、ゲーム開始からずっとセルボイスを聴くことに。これはずるい。
しかも「隊長くん!」と何度もプレイヤーのことを呼ぶんですが、1回だけ明らかにおかしい「隊長クンッ↑↑↑」が混ざってて意味不明で吹き出しそうになりましたw
ナッパの「クンッ!!」並みに意味が分かりませんw
ふるーつふるきゅーと!Rではキャラストーリーが解放

ふるーつふるきゅーと!のR18版では、キャラの好感度を上げることでエロいキャラストーリーを見ることが可能です。
キャラストーリーは、もちろんフルボイス。ここには画像を張れないので、興味ある方は直接プレイして確かめましょう。
ふるーつふるきゅーと!のつまらない・悪かったところ
あくまでフルーツの擬人化しただけのキャラ

ぶっちゃけ特に悪いところはありません。
強いて言うならガチャの確率が辛いことくらいです(後述しますが
ただ、一つ注意点として「このゲームはあくまでもフルーツを可愛く擬人化したキャラのストーリーに過ぎない」ということは認識しておいた方が良いかもです。
例えば、同じDMMの擬人化ゲームの「艦これ」は軍艦を擬人化したキャラが登場します。
そして、そのキャラのデザインや意匠は、実際の艦船だけではなく、艦船に登場していたエピソード(実際搭乗してた人とか)を含めたうえでの設計になっています。
なので、擬人化したキャラと史実を結びつける、という楽しみ方もあります。
一方、ふるーつふるきゅーと!のキャラは、フルーツをモチーフにしていますが、可愛く擬人化しただけです。
ほんの少しフルーツの知識が登場しますが、基本的にはフルーツの知識や学びが得られるようなゲームではありません。
まあ普通にゲームするだけなら気にする必要のないところですが。
ガチャ確率がちょっときつい

ふるーつふるきゅーと!は、基本無料のアイテム課金ゲームなので、当然ガチャがあります。
最高レアが☆6で、最低レアが☆3です。
なお、通常のレア排出確率は、以下の通り。
☆6 | 2% |
☆5 | 15% |
☆4 | 28% |
☆3 | 55% |
最高レアが2%なので、一般的なソシャゲと比べるとちょっと辛いです。
ですが、普通のクエストをクリアするだけで、ガチャに必要なアイテムが手に入るので、無課金でも結構回せます。
ただし、確率2倍期間もあるので、2%の数値よりも実際はやさしい印象です。
また、今なら新規登録キャンペーンで1日10回無料で回せるので、これを利用するといいかもです。
ふるーつふるきゅーと!の評価まとめ
単なるフルーツの擬人化RPGかと思ったら、思いのほか完成度が高かったゲーム。
ストーリーがわかりやすく、戦闘もサクサク進むのでストレスもありません。
また、デフォルメキャラによる会話やイベントをただ見てるだけでも楽しい。
おそらく今年リリースされたDMMゲームの中でもかなり上位の出来なのでは?
という感想のゲームでしたね。
タイトル | ふるーつふるきゅーと!~創生の大樹と果実の乙女~ |
公式HP | http://www.dmm.com/netgame/feature/fruful.html |
ジャンル | RPG |
配信日 | 2019年8月28日 |
価格 | 基本無料(アイテム課金制) |
配信プラットフォーム | ブラウザ |
以上、長々語ってきましたが、ふるーつふるきゅーと!の感想・評価についてはこんな感じでした。
なお、ふるーつふるきゅーと!の制作会社が手掛けた新作ゲーム「エンジェリックリンク」がリリース。▼こちら▼にレビューをまとめています。

また、▼こちら▼に食べ物が擬人化したゲームについてまとめています。
ふるーつ以外の擬人化ゲーも知りたい!という人は参考にしてみてください。

最後におすすめのDMMゲームについて▼こちら▼にまとめています。
他に面白そうなDMMゲームを探している!という人は良ければ参考にしてみてください。
